暇つぶし独り言
美術棟の前の池に背を向けて、ベンチに座ってる
風が心地よく、昆虫たちの鳴き声も夜を歓迎してる
いったいどんな会話をしてるんだろう
ふと考える
でも俺らにはわからない
けど、なにか大切な、もっと根源的な、純粋な何かを語り合ってるかのよう
、、そんなことを考えてる自分はどうかしてるが、しかしそんな自分がすきだ
自然に寄り添い、自然体な心身で想えるから
フィクションであろうと、自分の中の妄想であろうと、想う心があるのだから
でも思考の中に突然、人工的な、冷たくて寂しい感情が自分を襲う
すると、いま自分がどこにいるかを見失う時がある
いま、この場、この雰囲気、すべてがまるで過去へ流されてしまうように
また未来へ飛んで行ってしまうように
私は「今」を生きたい
そして、さらに言えることは今を必死に生きてるものと共存したい
人は誰も一人では生きていけない
一人であれば生きたいとすら思わない
それが私の生き方