UEDA LABへ行きました。
先日、教育関係の先輩方3人とぼくで、京都にある同志社女子大へ足を運びました。
そこには、上田信行先生率いるUEDA LABというものがあります。(上田先生に関して詳しくはこちらへ💁♂️https://www.ashita-lab.jp/activities/5403/ )
今回のlabでの活動は、企業に対してのワークショップ案件2つの進捗と方向性を固めるという作業でした。
【ゼミ活動の中で感じたこと】
①まず活動がしやすい。
ここで言う活動のしやすさとは大きく分けて2つの意味があって、ひとつは人が活動する上で「〇〇がないから今日はできない」みたいな制限を作らないという意味で、最低限度の最高な環境が整ってるということ。そしてもうひとつは、活動以外つまり自由な時間とゼミ活動で区切りがないという意味で、遊びながら仕事をし、仕事をしながら遊んでいるような感覚だったということでした。
②ミッションに対するスタンス
彼女らのミッションは、とある大手企業にワークショップを開催し、モチベーションや表現力に可能性を持ってもらうというようなものでした(詳しくは分からない)。
ミッションとは一般的に、自分達が達成すべき目標という意味が多く、自分達の使命、責任感が伴うようなもの。同時に使役系になりやすく、一方的になりやすい。
しかし、彼女らのミッションに対するスタンスは面白かったです。
彼女らは「独自のワークショップを提供し、クライアントの現状を〇〇(理想の形)にさせる」というスタンスではなく、「私たちがやってきたワークショップは皆さんの生活にも役立つと思うので、一緒にやってみませんか?一緒に問いませんか?」というスタンスでした。
前者と後者で違うのは、提供ではなく提案だということ。そして最後まで寄り添っていくという温かい責任感を含んでいたように感じました。
③ワークショップは、遊びだ。
そう、ワークショップとは高次の遊び。
誰かが誰かに提供するものではなく、みんなで分かち合おうとする営み。
自分達が「これめっちゃいい」と思ったものを共有し、体験してもらって更に深めていくものだと思います。
ワークショップとは、僕たちが小学生のころの鬼ごっこによく似ているんじゃないかな。
『仲間内で鬼ごっこをしていた少年たちは、いつもの鬼ごっこではもう楽しくないと思った。そこである子が「触られたら凍る」というルール付けをしてみた。そして「仲間が触れば解凍する」というルールも。
すると、鬼にはただ捕まえるだけの役割だけでなく、捕まえた後も気にしなきゃいけないという役割が増え、難易度が増していく。ゲームに複雑性が増し、より面白さ、奥深さが出てくる。そこでしか得ることができない経験がある。
そしてこれを「しめた!これは楽しいぞ!」と考えた子が他の子に勧めてみる。そしてそれを共有し、体験させてみる。』というように。。。
もちろん本来のワークショップはもっと学びに特化したものなのだが、基本は、「遊びの中から非日常をつくる」なんじゃないかなと思います。
そして、私たちは、そこから本気で思考した先に、新しい視点と気づきを得ることができるんだと思いました。
ありがとうございました。